「伊都能賣の御魂霊国の天人なる大八洲彦命の精霊を充たし瑞月の体に来たりて口述発表したる霊界物語は世界経綸の一大神書なれば教祖の傳達になれる 神諭と共に最も貴重なれば本書の拝読は如何なる妨害現はれ来るとも不屈不撓の精神を以て断行すべし例え二代三代の言と雖もこの事のみは廃すべからず。」
○
入蒙に際して書かれた「錦の土産」にある霊界物語に関する大事な文面を、大本七十年史はページで反対に貼り付けている。「例え二代三代の言と雖」を意図的に削除しており、単純ミスとは考えられない。どういうつもりだろうか。
○
十一月二十五日の勉強会は、入蒙記三十二章「弾丸雨飛」から三十五章「黄泉帰」まで。
出口聖師が、白音太来で銃殺されそうになられた時に詠まれた辞世。
「よしや身は蒙古のあら野に朽つるとも日本男子の品は落さじ」(三四章「竜口の難」)
この歌碑が、入蒙の大正十三年(一九二四)二月十三日から七年後の昭和六年(一九三一)九月八日、本宮山に教碑と並んで建立された。
「神は万物普遍の霊にして 人は天地経綸の大司宰也 神人合一して茲に無限の権力を発揮⦿」
(令6・11・25記)
〔『愛善世界』誌令和7年1月号掲載〕
コメント