八月十二日(月)、中学校の同窓会で幹事代表として挨拶をした。妻も引き合いにして、霊界やユーチューブチャンネル、ホームページの語句を入れた。対外宣教のつもりもあった。
「卒業生一九一名のうち九名が、また担任の先生方もすでにお亡くなりになっておられます。霊界に行かれ、たとえこの世に姿はなくても、先ほどの私たちの黙祷により、お互いの気持ちが通じたのではないでしょうか。私の妻は七年前に亡くなりましたが、一一五回夢を見ています」
「『人生、六十代半ばまだまだこれから』と同窓会の案内状に書きました。実は私、ユーチューブチャンネルやホームページを持っていますが、まだまだこれから、今後、何事にも頑張りたいと思いましたので、その言葉を案内状に入れました」
神様や霊界、霊魂の存在は、一般社会での常識とは言いがたい。これを社会に宣べ伝えることを、我々の信仰での常識としたいものである。
挨拶後の反応。「藤井くん、挨拶が長い」と女の子から。欠席者の葉書を読んだことへ、「盛、あの子が好きなんじゃろう」など。同級生は、昭和三十二年生まれの岸田首相と同学年である。
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八月二十六日(月)の勉強会は、入蒙記二四章「木局の月」から二七章「奉天の渦」まで。
独立救援軍が下木局収から上木局収へ進出。随行の松村真澄氏に関する奇蹟が二つ。
(一)「風雨雷霆を叱咤…濫用するのは兇党界に属する仕事」と出口聖師が廬占魁の要請を断ると、松村氏が「私をお使ひ」にと申し出た。
「真澄別が何事か黙祷すると見るや、司令部の上天俄に薄暗くなり、瞬く間に全天雨雲に蔽はれ一陣の怪風吹き来ると共に、激しき暴風雨窓を破らむず計りに襲来して来た」(二五章「風雨叱咤」)
(二)霊的修行で松村氏の霊眼霊耳に映る。
「鉄窓の建物が…映じ、最後には鉄窓内より女神の覗く図が見え…白音太拉の支那留置場…最後のは大阪刑務所の外観其儘」(二六章「天の安河」)
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上木局収でも下がかった話計りをしている。
「『オチココテノ、ウツトコハテナ、ボホラヌボ、オンクスアルテチ…』などと他愛もない下がかつた話計りして」(二四章「木局の月」)
入蒙記のみならず、霊界物語には下がかった話がよく出て来る。出口聖師も相当のいたずら好きで、そういう聖師を救世主とは思えなくなったのか、松村氏が大本を去ったとかいう話を読んだような、聞いたような。
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今回の勉強会で、「とてつもない話。黙って綾部から出て来なければできないこと」との感想があった。「神の聖霊の宿つた活きた機関として…各人間の心の岩戸を開」き、「信徒の肝を大ならしめ、有為なる信者を作」(第二章「神示の経綸」)らんとされた出口聖師の入蒙の目的に、この勉強会を通じて触れることができた気がした。
(令6・8・28記)
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