「愛善世界」誌掲載文等

㉒日本会議と鰐口曲冬

~憲法改正をめぐって~  日本国憲法施行七十年目となった昨年五月の憲法記念日に安倍首相が九条改正を表明し、現在その作業が進められつつあるが、憲法改正運動を中心となって進める日本会議の運営は、生長の家創始者・谷口雅春氏の信奉者により行われてい...
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㉑改心と風景

現代社会は災害や紛争、犯罪が多発し、また不正やいじめなどがはびこる苦しみに満ちた世の中だと我々の目には映る。しかし、これが本来の姿だろうか。神を悟り改心した者は、風景に天国のありさまを見ることが霊界物語に示してある。 ○鈴木秀子さんの体験 ...
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⑳出口なお開祖と初稚姫

藤井 盛 出口なお開祖   一月二十九日、愛善苑の塩津晴彦さんが兵庫県たつの市で開催されている「霊界物語たつの研修会」の第三十五回に参加した。  第四十八巻の勉強をしていた時に、特にその場で話題になった訳ではないが、第一〇章「天国の富」(下...
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⑲地軸の傾き

~傾きがなくなる五十世紀~                    藤井 盛  日本に四季の移り変わりがあるのは、地球の地軸が二十三・四度、太陽の公転面に対して傾いているからである。  つまり、太陽の周りを地球が傾いて回ることで、夏と冬とでの...
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⑱吉田松陰と出口王仁三郎聖師

藤井 盛  黒船来航の幕末に、深く国を憂えた孝明天皇と吉田松陰、これら二人と出口王仁三郎聖師との関わりをまとめ、今また時代の転換期にある今日(こんにち)、特に松陰の行動力から、我々の信仰のあり方を考えてみた。 〇大本との関係が強い玉(たま)...
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⑰パインタラ事件後80年目の台風
 ~数運は天運と相合す~

藤井 盛 ○平成十六年台風六号  平成十六年(二○○四)、戦後初めて六月に兵庫県に台風が上陸した。  この台風六号は、二十一日午後一時に神島付近を通り、亀岡の横を抜けて、午後二時に綾部上空、そして午後三時に冠島・沓島付近を通り抜けている。六...
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⑯キクイタダキの群と御先祖様

藤井 盛  平成二十四年十二月十四日、我が家の墓掃除に向かった。朝の九時半ごろである。  墓掃除は好きな方であるが、病気のため三年間行けなかった。ようやく体調が戻り始めたため、墓掃除に行ってみようという気になったのである。 ○  墓は、山に...
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⑮応対盗人 ~第五十二巻第二四章から~

()                           藤井 盛  霊界物語には、実在の人物がモデルとなって、中有界で裁かれる様子が描かれている。  実在の人物がモデルであるだけに、その善悪について、社会の評価と神様の目との違いを、我々は...
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⑭大国先生の生家を探して

藤井 盛  聖師さまの側近であった大国美都雄先生は、山口県山口市の出身です。この度その生家があった場所を探してみました。  大国美都雄先生の生家が山口市にあった。  私の家から十キロメートル先の山口市大内矢田という所にかつてあり、大深家と言...
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⑬東日本大震災犠牲者慰霊五年祭レポート(2)

震災地慰霊祭を草野一也さんに聞く  東日本大震災の被災地を回って、三年前から慰霊祭を続けておられるいわき市の草野一也さんに、ご自身の特異な体験も混じえ、慰霊祭についていろいろとお聞きした。  お聞きしたのは、平成二十八年三月十一日、福島県相...
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⑫東日本大震災犠牲者慰霊五年祭レポート(1)

ふくしま共同診療所を訪問して  東日本大震災による福島第一原発事故放射能汚染の影響で、福島県内で小児甲状腺がんが多発しているという。その診療を目的に、平成二十四年十二月に開設された「ふくしま共同診療所」を訪問した。 小児甲状腺がんの多発  ...
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⑪タラハン国の物語を聞く

藤井 盛      私は、自分で拝読した霊界物語を録音しているが、第六十七・六十八巻のタラハン国の物語を聞いてみた。一度聞いて面白かったので、再度、少し丁寧に聞いてみた。何が面白かったのか、感想をまとめた。 ○勧善懲悪的な物語  わかりやす...
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⑩大峠と信仰

藤井 盛  イスラム国をめぐる争いが、なお世界で鎮まる様子がないが、聖師から「これから、本当の火の雨が降る。第三次世界大戦がある」と聞かれた方々がいる。  この聖師の話をもとに、今年八月二三日、愛善苑春日井分苑で「大峠と信仰」と題して講話を...
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⑨宣伝使知団周造氏の宣教活動

藤井 盛  知団(ちだん)周造氏は、戦前の大本激動の時代に山口県の東部、周防(すおう)地域に信者を拓いた功労者である。昭和三十六年一月に、氏の二十五年周年慰霊祭が行われ、記念誌「周東の光」が発行されている。  この中には氏の手紙や日記がある...
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⑧ ―二代さまの実話―「あんたたちが大本を守ってくれ」

(聞き手 藤井 盛)   第三次大本事件を二代さまは予言されていたという。そのお言葉を直接、二代さまから聞かれた亀岡市のS氏に聞いた。 なお、この二代さまのお言葉は、約三十年前の「愛善世界」に掲載されたとのことであるが、私には初耳であり、今...
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⑦軍備に関するお示しについて

一 はじめに  戦後七十年の今年、現在、国会で安全保障関連法が審議されているが、そこでは、日本の軍備のあり方について、中国との軍事的バランスや憲法解釈の中でのみ議論されているように感じる。  では、一体、大本の教えでは軍備についてどう示され...
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⑥台湾時代の思い出

大本山口本苑 多賀谷 紫さん                                 (聞き手 藤井 盛)                   聖師さまは台湾に四度渡られるなど、台湾を大切にされていたが、台湾生まれである大本山口本苑...
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⑤現界と天界とのつながり

我々の住むこの現界と死後に行く霊界、特に天界とのつながりについて、話を三つまとめてみた。 ◆臨死体験と信仰  私は臨死体験をされた方から、直接お話を聞いたことがある。  大阪府の岩川千代子さんという方に、平成二十年十一月、第三回霊界物語フェ...
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④オリオン星座に思う

一月の夜八時ごろ、東南の空に冬の星座で代表的なオリオン星座を見ることができる。 ◆救世主の証(あかし)  オリオン星座には、縦に並んだ三つ星がある。同様に聖師の背中にも縦に三つ、黒子(ほくろ)が並んでいる(昭和四十七年発行大本教学第十一号)...
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③聖師の第二回目の高熊山修業 ~歌集『霧の海』より~

出口王仁三郎聖師は、明治三十一年旧二月九日から高熊山で修業をされているが、第二回目の修業が、回顧歌集『霧の海』の中にあるのでまとめてみた。  なお、霊界物語や大本七十年史には第二回目の記載がないが、時期は「青葉の初夏」とある。 ◆時川安家 ...
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②第三次大本事件と私

◆はじめに  私は、昭和五十一年三月の出口京太郎氏総長就任の挨拶を、万祥殿で聞き、後に、京太郎氏が昭和五十五年五月五日に王仁三郎を襲名するという話も聞いた。聖師様の「ご神格」をご理解できなかったのだろうか。  昭和五十七年五月の教主継承者変...
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①霊界物語と私

私は自分の声で録音した霊界物語を、病気で苦しい時に、布団の中で聴きました。  私は、かつて自分が録音した霊界物語を、癌末期の叔父に聞かせました。亡くなりはしましたが、信仰が霊界物語中心へと変わり、性格もずいぶん明るくなりました。  また、録...