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(64)松・竹・梅の宣伝使―市井(しせい)に生まれ替わる―

○松・竹・梅の宣伝使の活躍 松・竹・梅の宣伝使に関する霊界物語の関係章が、今年令和六年の『愛善世界』誌に掲載されている。 「五月号 華燭の典(八巻三八章)」 「六月号 刹那信心(九巻六章)」 「十月号 九人娘(九巻二九・三○章)」  松代姫...
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(63)言霊(ことたま)の助(たすけ)に依りてー伊都能売神諭に学ぶー

○孫娘の不登校  孫娘の不登校で困っていたところ、愛善歌壇(『愛善世界』十月号)の短歌が目についた。 「思春期のこむずかしきに疲れたる吾に添ひ呉れる愛犬もなかは  京都 竹庭小菜」  この歌の「もなかは」は古語だろうか、どういう意味だろうか...
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(62)なお開祖のご苦労に報いる―大本神諭と霊界物語の一体性―

○人間味ある開祖を感じる  開祖ご昇天百年記念大本大祭の前日の平成三十年(二○一八)十一月二日、出口なお開祖のご足跡を福知山市内にたどった。今から六年前になる。(『愛善世界』誌平成三十一年一月号「開祖様のご足跡をたどる隣地研修会」以下参考)...
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(61)小糸姫と友彦―霊界物語の表現を味わう―

○妻も女丈夫 総じて、霊界物語に出てくる女性は女丈夫である。か弱く可憐(かれん)と見えし乙女は、あっと言う間に男たちを従える女頭目や大宣伝使となっている。  今回はその一人、小糸姫の話であるが、妻は、私が病室に来るのを待ち、お取次の拍手が終...
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(60)天変地妖と宣伝使―私の泥海時代―

○湖水となる低地  昨年七月一日の朝、吾が集落の約二十ヘクタールの水田地帯が一面湖になっていた。増水した川の逆流によるものである。深さが三メートルにも達し、水田地帯の端にある住宅も何軒か孤立した。前日からの降雨量が二百ミリを超えていた。  ...
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(59)入蒙とトルマン国の物語―現界で最善を尽くす―

○白鷺の歌  父親の跡を継いで米作りを始めて、今年で四年目になる。二年目の夏、家族の中で私だけがコロナにかからず、九日間田んぼの中でヒエ取りをした。その結果か、三年目の昨年はよくお米ができた。  また、田んぼに入るようになって、その風景を短...
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(58)お歌にみる「みろく下生」

○松本清張著『神々の乱心』  松本清張氏の絶筆「神々の乱心」は、大本をモデルにしたもので、時代背景を第一次大本事件から入蒙あたりに置いてある。入蒙におけるパインタラ事件が、忠実に描写されている。 「出口王仁三郎は…張作霖の部将廬占魁軍の護衛...
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(57)入蒙を考える(その四)―エルサレム行きとは―

○神か狂(きちがひ)か  入蒙記は霊界物語特別編となる前、「王仁蒙古入記」(上野公園著)として大正十四年二月に出版されている。特に入蒙記の六章「出征の辞」から三五章「黄泉帰」までは、王仁蒙古入記の文章そのままである。 王仁蒙古入記(目次) ...
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(56)入蒙を考える(その三)―白音太来 (パインタラ) での辞世―

○松陰密航企てから七十年目の入蒙 吉田松陰に関係する私の短歌が、朝日新聞山口版の短歌欄(平成三十年九月五日)に載った。 「池田屋に斃(たお)れたる志士松陰の養母の実家も道の辺山口」  勤王の志士の実家も吉田松陰の養母の実家も、いずれも道沿い...
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(55)入蒙を考える(その二)―キリストの聖痕―

○三朝別院の歌碑  昨年十二月一日、鳥取県三朝温泉にある大本三朝別院の大祭に参拝した。その別院の玄関先に、昭和二年十一月に詠まれた出口聖師の歌碑がある。 「三四年前から来てみたいと思ふていた三朝温泉にやっと来ました」            ...
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(54)入蒙を考える(その一) ―みろくの世の宝―

○杖立温泉と神功皇后  今年令和六年(二○二四)は、出口聖師が大正十三年(一九二四)に入蒙されて百年目に当たる。  一方昨年は、大正十二年(一九二三)に出口聖師が熊本県の杖立温泉で御手代を出されて百年目に当たった。十月二十九日、山鹿市の瑞霊...
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(53)天の岩戸開きを考える(その四)

○八王子  九年前の平成二十六年九月、妻の母親の三回忌の法要で名古屋に行った。法要の後、津島市にある素盞嗚尊を祭神とする津島神社に参拝した。 津島神社 平26.9.13  津島神社は、素盞嗚尊が午頭(ごず)天王【註1】とも称されることから天...
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(52)天の岩戸開きを考える(その三)

〇撞(つき)賢(さか)木(き)厳(いず)能(の)御(み)魂(たま)天(あま)盛(さか)留(る)向(むか)津(つ)媛(ひめ)之(の)神(み)言(こと) 六年前、妻の膵臓(すいぞう)がんがわかり、最後の旅行先となった吉野山で、妻は、子に恵まれな...
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(51) 天の岩戸開きを考える(その二)

○「火水(かみ)の戦い」か? 出口和明著『大地の母』に「火(か)水(み)の戦い」という言葉が出て来る【註1】。 「直と鬼三郎にかかる神霊同士の争いを、役員信者たちは「火(か)水(み)の戦い」と呼んだ…まさに竜虎あいうつ…火水の戦いが熾烈にな...
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㊿天の岩戸開きを考える(その一)

○竹生島に渡る  八年前の平成二十五年十二月、素盞嗚尊の三女神が祀られている琵琶湖の竹生島に、妻と渡った。渡る前には、天照大御神の五男神の一人、天(あま)津(つ)彦(ひこ)根(ねの)命(みこと)が育ったという彦根城【註1】も訪れた。 竹生島...
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㊾お腹をすかせた御先祖様~草野一也さんに聞く (3)~

福島県相馬市の草野一也さんから、今回はお腹をすかせた御先祖様の話を聞いた。 〇  農家の御夫婦が相談に来られた。旦那(だんな)さんの右の肩が重くなったままだという。家の周りを掃除し、井戸の周りの草も取った後、ほっとした時から、肩が重くなった...
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㊽『愛善世界』誌への投稿十年目―弥仙山岩戸開きを考える―

○文章は書けないと思っていた  『愛善世界』誌に初めて投稿したのは平成二十五年で、四月号に「霊界物語と私」【注1】が掲載された。それから今年がちょうど十年目になる。  私が病気で伏せていた時、自分が録音した霊界物語を聞いた。すると、お愛が生...
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㊼身に添う神々さま ―木花姫(このはなひめ)に学ぶ―

○念彼観音力(ねんぴかんのんりき))  平成二十八年八月、妻の亡くなった両親の分骨のため、日蓮宗総本山の身延山久遠寺にお参りをした。妻の母親の希望であった。私は久遠寺の広いお堂で観音経(妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五)を唱えた。経文には...
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㊻人間に生まれる― 因縁ある身魂と御用 ―

〇十和田湖の神秘  月鏡の最後に「十和田湖の神秘」がある。弥勒出世大願の「男装坊」が十和田湖に入定せんとし、湖の主たる竜神「八郎」を戦いの末、追いやる物語である。 一方、霊界物語三十五巻には、スッポンの湖の竜神を三五教の宣伝使が「言(こと)...
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㊺霊界物語 第16・17巻に学ぶ(4)~伊勢神宮・外宮の豊受大神は瑞霊・豊雲野尊~ 

【伊勢神宮・外宮の由来】  8年前の平成25年12月23日、式年遷宮のあった伊勢神宮の外宮を参拝した。外宮には式年遷宮を記念した博物館「せんぐう館」があり、外宮の由来が説明してあった。 伊勢神宮外宮 式年遷宮参拝 平25.12.23 「式年...
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㊹満州事変と出口王仁三郎聖師~三谷清氏の大きな御用~

昭和六年九月十八日、満州事変が勃発した。満州国が建国され、日中戦争から太平洋戦争へと至った。聖師は国家弾圧を引き込み、第二次大本事件を太平洋戦争の型となして、日本の軍備撤廃をなした。  聖師が積極的であった満州国建国や太平洋戦争の発端となっ...
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㊸慰霊祭での不思議な話~草野一也さんに聞く(2)~

福島県相馬市の草野一也さんから、今回は慰霊祭での不思議な話を聞いた。 〇  一つ目は、慰霊祭の最初に行う八方祓いの折のこと。八方祓いをする祭員が、黄金の光に包まれていた。東海本苑の桜井先生から聞いてはいたが、実際に自分の目で見たのは初めてで...
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㊷霊界物語 第16・17巻に学ぶ(3)~宣伝使長 悦子姫の神人合一~  

第49巻(第6章「梅の初花」)に、八島主が初稚姫に結婚について語っている。ここに悦子(よしこ)姫(ひめ)の名が出て来る。独身ゆえの大活動とある。 「八人(やたり)乙女(おとめ)の方々でも夫を持たれた方は家庭の主婦として自由自在の活動が出来な...
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㊶妻の昇天と「お取次」

私の妻は、平成二十九年十月三十日未明、六十歳で亡くなりました。  妻は膵臓ガンの治療で再入院していました。亡くなる前日に、妻の様子が急におかしくなりましたので、夜は上の娘が病院で付き添いました。  すると夜中三時に、娘から病院に早く来るよう...
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㊵お孫さんの不思議な話 ~草野一也さんに聞く(1)~

福島県相馬市の草野一也さんから、お孫さんの不思議な話を聞いた。  草野さんからは、これまでも慰霊祭やお取次での不思議な体験をお聞きし、それらは『愛善世界』誌(平成二十八年九月号、令和二年三月号)に掲載されている。今回は、現在二十歳のお孫さん...
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㊴霊界物語 第16・17巻に学ぶ(2)~鬼彦・鬼虎の改心~ 

○鬼彦・鬼虎の改心の過程  さて、文章の第1回目で示した霊界物語が現実味を増す舞台設定の中で、第18巻「総説」にあるとおり、悦子(よしこ)姫らの宣伝使により、邪神が改心する物語が展開されている。  「英子姫、悦子の姫と諸共に、自転倒(おのこ...
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㊳霊界物語 第16・17巻に学ぶ(1)~現実味を増す霊界物語の世界~

○三伏(桶伏山・鉢伏山・虎臥とらふす山)  6年前の平成28年10月8日、「天空の城」竹田城跡を訪れた。妻の希望であった。「お父さんの行くところは大本のところばかり」とよく言われていたが、実は、竹田城跡も大本と関係があった。 「天空の城」竹...
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㊲-3 聖師の御神格を隠して来た歴史(3)

〇今も生きる特高組織と治安維持法  戦前、大本を弾圧した特高は、戦後も内務省「公安課」、各警察本部「警備課、公安課」と組織を変え、また、特高官僚は一旦公職追放の対象となったものの処分解除となり、旧自治省や警察庁等の上級幹部に復職し、その組織...
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㊲-2 聖師の御神格を隠して来た歴史(2)

開教百年目の霊界物語 〇聖師の御神格隠しが極まる   「三代教主伊都能売御霊論」  「聖師を救世主とは言わない約束」は、なおも続く。その極め付きが、聖師の御神格を三代教主に置き換えたことである。  昭和二十九年十月二十九日の全国主会長会議に...
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㊲-1 聖師の御神格を隠して来た歴史(1)

開教百年目の霊界物語  「聖師を救世主とは言わない」という約束が、戦後、昭和二十一年の愛善苑発足時にあったことを教学委員であった土井靖都氏が書き残しておられる。  万教同根、人類愛善を旗印に再出発した大本であるが、その後の歩みは不可解なとこ...
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㊱台風14号と「9月8日のこの仕組」~本宮山教碑建立九十年目の異例な台風~

昭和六年九月八日に本宮山に教碑【註1】が建立されて九十年目に当たる今年九月八日、非常に強くなった台風14号が、異例の東進ルートをとった。そして九月十八日、台風は出口聖師が最後に御巡教された和歌山県に上陸した。  この九月十八日の九十年前は旧...
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㉟仇敵は恩人 ~第81巻(天祥地瑞申の巻)に学ぶ~

御歳暮を持ってきた叔母の顔を見て驚いた。息子の三億円の借金返済のため、お金を借りようと何度も我が家に足を運んでいたころの険しい表情が消えていた。優しく穏やかな顔になっていた。  叔母の夫、つまり叔父が亡くなった時、私はうつ病で入院中で葬儀に...
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㉞渋沢栄一と霊界物語

霊界物語第四十七巻( 第一○章「震士震商」)に、この二月から始まったNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公 渋沢栄一をモデルにしたと思われる慾野深蔵が登場する。  「約五百の企業を育て、約六百の社会公共事業に関わった『日本資本主義の父...
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㉝霊界物語口述開始百年に向けて

~宣教の御用に勤(いそ)しむ~ 〇霊界物語〔拝読録音〕のインターネット配信  私の投稿「霊界物語の全巻録音」が、『愛善世界』誌平成三十年三月号に掲載された。加えて、この音声データを皆さんにお譲りすることも紹介していただいた。  私はこの霊界...
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㉜ヨリコ姫の改心

~浄土真宗と霊界物語~  出口信一先生の講演集「救世(ぐせい)の船(みふね)に」の巻頭に、霊界物語第六十七巻第五章「浪の鼓」の一節が記してある。花香姫が大神の神徳を讃美した歌の一つである。 救世(ぐぜい)の聖主に遇ひ難く瑞霊の教(をしえ)聞...
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㉛神島開きを考える

〇妻との三つの旅    「お父さんが行くのは大本のところばかり」  三年前の平成二十九年十月に他界した妻が、ある時期からこう言い始めた。妻を大本の行事に連れて行くため、なるべく前泊や観光を入れるようにした。  今回の文書は、妻が亡くなるまで...
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㉚新型コロナウイルスと信仰の力

新型コロナウイルスに関する新聞記事の中に、ヘブライ大学教授ユヴァル・ノア・ハラリ氏へのインタビュー記事があった(朝日新聞四月十五日)。氏は世界的ベストセラー「サピエンス全史」(邦訳)がある歴史学者である。次のように答えている。 「情報を得て...
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㉙国依別宣伝使と言霊の神力

~古事記と霊界物語~ 〇国依別は出口聖師  出口王仁三郎聖師は、霊界物語第二十巻から登場する国依別は自分のことだと言われたという【註1】。    国依別は登場早々、「嬶泣かせの家潰し」とか「後家倒し」と紹介され、お国、お光、お福、お三、お四...
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㉘真に依信すべきは主神一柱のみ

~スエデンボルグ著「天界と地獄」と霊界物語~  霊界物語の入蒙記には、出口聖師の教えが、既存の宗教にはない霊界の真相を説いた「火の洗礼」であることが示してある。  我々は、霊界を知ることにより人生が現幽を通じたものであり、また、現界での生活...
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㉗ 御手代お取次のご神徳

~草野一也さんと『真(しん)如(にょ)能(の)光(ひかり)』~  福島県の草野一也さんの「御手代(みてしろ)お取次(とりつぎ)のご神(しん)徳(とく)談」についてご紹介したい。今年八月十一日(日)、瑞生大祭前日の夜、愛善荘においてお聞きした...
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㉖「お父さん、足の痛いのが治った」

~草薙剣(くさなぎのつるぎ)の御神徳~  平成から令和への天皇の代替わりの儀式で、三種の神器のうちの剣(つるぎ)と璽(じ)(まが玉)が引き継がれた。このうち剣は、本体が熱田神宮に御神体としてまつられているが、この剣に関するお陰話を紹介したい...
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㉕拍手で立ち上がる光の柱

~江崎栄次大本山口本苑長に聞く~  二月三日の大本山口本苑での節分大祭で斎主を務められた江崎栄次本苑長が、祝詞奏上の後、拍手をした時に、自分の手から光の柱が立ち上がったのを見たと、大祭終了後の挨拶で参拝者の皆さんにお話をされた。その光の柱に...
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㉔霊界物語の全巻録音

○全巻録音が全巻拝読に  今から二十八年前の平成二年、三十二歳の時、霊界物語第六十九巻からの拝読に際し、併せて録音することを始めた。第六十八巻まで一回りしたのが平成二十年で、五十歳の時である。十八年を要している。  霊界物語は、音読で一巻拝...
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㉓罪を贖い続ける贖い主

○聖師が家の前の山口線を  昭和十年二月二十三日、出口王仁三郎聖師が、我が家の前を走るJR山口線を、汽車で通っておられた。聖師の歌日記【註1】でわかった。  石見なる益田の神聖発会式      すませて今日は徳山に入る        〔昭和...
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㉒日本会議と鰐口曲冬

~憲法改正をめぐって~  日本国憲法施行七十年目となった昨年五月の憲法記念日に安倍首相が九条改正を表明し、現在その作業が進められつつあるが、憲法改正運動を中心となって進める日本会議の運営は、生長の家創始者・谷口雅春氏の信奉者により行われてい...
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㉑改心と風景

現代社会は災害や紛争、犯罪が多発し、また不正やいじめなどがはびこる苦しみに満ちた世の中だと我々の目には映る。しかし、これが本来の姿だろうか。神を悟り改心した者は、風景に天国のありさまを見ることが霊界物語に示してある。 ○鈴木秀子さんの体験 ...
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⑳出口なお開祖と初稚姫

藤井 盛 出口なお開祖   一月二十九日、愛善苑の塩津晴彦さんが兵庫県たつの市で開催されている「霊界物語たつの研修会」の第三十五回に参加した。  第四十八巻の勉強をしていた時に、特にその場で話題になった訳ではないが、第一〇章「天国の富」(下...
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⑲地軸の傾き

~傾きがなくなる五十世紀~                    藤井 盛  日本に四季の移り変わりがあるのは、地球の地軸が二十三・四度、太陽の公転面に対して傾いているからである。  つまり、太陽の周りを地球が傾いて回ることで、夏と冬とでの...
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⑱吉田松陰と出口王仁三郎聖師

藤井 盛  黒船来航の幕末に、深く国を憂えた孝明天皇と吉田松陰、これら二人と出口王仁三郎聖師との関わりをまとめ、今また時代の転換期にある今日(こんにち)、特に松陰の行動力から、我々の信仰のあり方を考えてみた。 〇大本との関係が強い玉(たま)...
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⑰パインタラ事件後80年目の台風
 ~数運は天運と相合す~

藤井 盛 ○平成十六年台風六号  平成十六年(二○○四)、戦後初めて六月に兵庫県に台風が上陸した。  この台風六号は、二十一日午後一時に神島付近を通り、亀岡の横を抜けて、午後二時に綾部上空、そして午後三時に冠島・沓島付近を通り抜けている。六...
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⑯キクイタダキの群と御先祖様

藤井 盛  平成二十四年十二月十四日、我が家の墓掃除に向かった。朝の九時半ごろである。  墓掃除は好きな方であるが、病気のため三年間行けなかった。ようやく体調が戻り始めたため、墓掃除に行ってみようという気になったのである。 ○  墓は、山に...
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⑮応対盗人 ~第五十二巻第二四章から~

()                           藤井 盛  霊界物語には、実在の人物がモデルとなって、中有界で裁かれる様子が描かれている。  実在の人物がモデルであるだけに、その善悪について、社会の評価と神様の目との違いを、我々は...
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⑭大国先生の生家を探して

藤井 盛  聖師さまの側近であった大国美都雄先生は、山口県山口市の出身です。この度その生家があった場所を探してみました。  大国美都雄先生の生家が山口市にあった。  私の家から十キロメートル先の山口市大内矢田という所にかつてあり、大深家と言...
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⑬東日本大震災犠牲者慰霊五年祭レポート(2)

震災地慰霊祭を草野一也さんに聞く  東日本大震災の被災地を回って、三年前から慰霊祭を続けておられるいわき市の草野一也さんに、ご自身の特異な体験も混じえ、慰霊祭についていろいろとお聞きした。  お聞きしたのは、平成二十八年三月十一日、福島県相...
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⑫東日本大震災犠牲者慰霊五年祭レポート(1)

ふくしま共同診療所を訪問して  東日本大震災による福島第一原発事故放射能汚染の影響で、福島県内で小児甲状腺がんが多発しているという。その診療を目的に、平成二十四年十二月に開設された「ふくしま共同診療所」を訪問した。 小児甲状腺がんの多発  ...
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⑪タラハン国の物語を聞く

藤井 盛      私は、自分で拝読した霊界物語を録音しているが、第六十七・六十八巻のタラハン国の物語を聞いてみた。一度聞いて面白かったので、再度、少し丁寧に聞いてみた。何が面白かったのか、感想をまとめた。 ○勧善懲悪的な物語  わかりやす...
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⑩大峠と信仰

藤井 盛  イスラム国をめぐる争いが、なお世界で鎮まる様子がないが、聖師から「これから、本当の火の雨が降る。第三次世界大戦がある」と聞かれた方々がいる。  この聖師の話をもとに、今年八月二三日、愛善苑春日井分苑で「大峠と信仰」と題して講話を...
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⑨宣伝使知団周造氏の宣教活動

藤井 盛  知団(ちだん)周造氏は、戦前の大本激動の時代に山口県の東部、周防(すおう)地域に信者を拓いた功労者である。昭和三十六年一月に、氏の二十五年周年慰霊祭が行われ、記念誌「周東の光」が発行されている。  この中には氏の手紙や日記がある...
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⑧ ―二代さまの実話―「あんたたちが大本を守ってくれ」

(聞き手 藤井 盛)   第三次大本事件を二代さまは予言されていたという。そのお言葉を直接、二代さまから聞かれた亀岡市のS氏に聞いた。 なお、この二代さまのお言葉は、約三十年前の「愛善世界」に掲載されたとのことであるが、私には初耳であり、今...
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⑦軍備に関するお示しについて

一 はじめに  戦後七十年の今年、現在、国会で安全保障関連法が審議されているが、そこでは、日本の軍備のあり方について、中国との軍事的バランスや憲法解釈の中でのみ議論されているように感じる。  では、一体、大本の教えでは軍備についてどう示され...
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⑥台湾時代の思い出

大本山口本苑 多賀谷 紫さん                                 (聞き手 藤井 盛)                   聖師さまは台湾に四度渡られるなど、台湾を大切にされていたが、台湾生まれである大本山口本苑...
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⑤現界と天界とのつながり

我々の住むこの現界と死後に行く霊界、特に天界とのつながりについて、話を三つまとめてみた。 ◆臨死体験と信仰  私は臨死体験をされた方から、直接お話を聞いたことがある。  大阪府の岩川千代子さんという方に、平成二十年十一月、第三回霊界物語フェ...
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④オリオン星座に思う

一月の夜八時ごろ、東南の空に冬の星座で代表的なオリオン星座を見ることができる。 ◆救世主の証(あかし)  オリオン星座には、縦に並んだ三つ星がある。同様に聖師の背中にも縦に三つ、黒子(ほくろ)が並んでいる(昭和四十七年発行大本教学第十一号)...
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③聖師の第二回目の高熊山修業 ~歌集『霧の海』より~

出口王仁三郎聖師は、明治三十一年旧二月九日から高熊山で修業をされているが、第二回目の修業が、回顧歌集『霧の海』の中にあるのでまとめてみた。  なお、霊界物語や大本七十年史には第二回目の記載がないが、時期は「青葉の初夏」とある。 ◆時川安家 ...
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②第三次大本事件と私

◆はじめに  私は、昭和五十一年三月の出口京太郎氏総長就任の挨拶を、万祥殿で聞き、後に、京太郎氏が昭和五十五年五月五日に王仁三郎を襲名するという話も聞いた。聖師様の「ご神格」をご理解できなかったのだろうか。  昭和五十七年五月の教主継承者変...
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①霊界物語と私

私は自分の声で録音した霊界物語を、病気で苦しい時に、布団の中で聴きました。  私は、かつて自分が録音した霊界物語を、癌末期の叔父に聞かせました。亡くなりはしましたが、信仰が霊界物語中心へと変わり、性格もずいぶん明るくなりました。  また、録...